脂漏性皮膚炎の原因

脂漏性皮膚炎の原因とお手入れ法

脂漏性皮膚炎とは、皮脂の分泌が盛んな場所に、紫外線や皮膚の常在菌(マラセチア)が皮脂を脂肪酸に分解するため、皮膚が炎症します。
青年期以降に発症すると再発を繰り返し、治るまでに時間がかかることもあるのが特徴です。
発症しやすい部位としては、頭皮・髪の生際・眉毛の中・耳の後ろ・耳の中・鼻の脇・背中・脇の下などさまざまです。
症状としては、激しい痒みと発疹が続きます。

常在菌の異常増殖

皮脂の分泌の乱れで、常在菌が増殖し炎症をおこしてしまいます。

気温や湿度が高くなってくると、皮脂がゆるみ分泌されやすい状態が作られてしまいます。
それが常在菌のエサとなり、常在菌が増殖、炎症を起こす結果となってしまいます。
そのため、気温が高くなる6月〜10月ごろにも注意が必要です。

対処法

皮脂の分泌を安定させるのが脂漏性皮膚炎を予防する第一歩といえます。
皮脂の分泌をなくすのに洗顔・洗髪はとても大切ですが、擦るとかえって肌荒れの原因にもなります、低刺激の洗顔やシャンプー(石鹼系)使いながら、強く擦らないように洗いましょう。 常在菌の異常増殖

紫外線の影響

紫外線は皮脂を脂肪酸に変える働きがあるので脂漏性皮膚炎は悪化しやすくなります。

対処法

日焼け止めや帽子などで直接光を避けましょう。

食生活に注意

ビタミンB2やB6が欠乏すると皮膚症状が現れやすくなると言われています。

対処法

ビタミンB2・B6を摂れる豚肉・レバー・さんま・卵・ほうれん草・トマト・キャベツ等を摂ることもおすすめです。

ビタミンB2・B6